コラム

2022/09/08

ライブ配信中に起こるトラブルとその原因・対策

ライブ配信中には予期せぬトラブルが発生することがあります。イベントを成功させるためには、トラブルへの備えが重要です。ここではライブ配信中に起こるトラブルと対策についてお伝えします。

ライブ配信中に起こりやすいトラブル

ライブ配信を成功させるには、安定したインターネット回線はもちろんのこと、配信プラットフォームの適切な設定、適切な機材組みが必要です。ここではライブ配信中に起こりやすい4つのトラブルについてご紹介します。

インターネット回線の不備

ライブ配信を行う場合、有線のインターネット環境を用意することで安定性が高まります。また、単独で使用できる回線なのか、共有の回線なのかによっても、安定性が異なります。共有回線の場合、他の利用者のインターネット利用がライブ配信に影響してしまい、インターネット速度に遅延が発生する可能性もあるため、単独の回線を利用するのが望ましいです。専門業者に依頼する場合は、回線手配から依頼することが可能です。

インターネット回線の不備を防ぐためには、当日配信を行う環境で、事前にFAST.comなどでインターネット速度チェックを行い、ライブ配信に問題がない速度が出ているかチェックすることが大切です。会場を借りる場合、事前に会場のロケハンをしておくとより良いでしょう。

配信プラットフォームの設定不備、操作ミス

Zoomなどの配信プラットフォームには事前に設定すべき項目があります。そういった設定に不備があると想定通りライブ配信ができない場合があります。ライブ配信を開始する前に、設定が適切にされているか確認しておくことが重要です。

ライブ配信中に起こるトラブルとして、画面共有がうまくできないなどの操作ミスが考えられます。操作に不慣れな講演者や参加者がいる場合、事前にレクチャーをしておくと良いでしょう。

機材の不足、故障

本番当日になって機材が足りないということも考えられます。例えば、配信を行う会場にあると聞いていた設備が実際にはスペックが少し違う設備だったという場合や、会場とのコミュニケーション不足で、あると思っていた機材がないということもあるでしょう。会場を借りて配信を行う場合、機材の不足や故障に備えて、汎用性のある機材を予備で持っていくことが大切です。

事前リハーサルができる場合は、当日と同じように機材を組んでみることで、機材の不足に気づくことができます。機材の点検という意味でも事前リハーサルは有効です。

参加者側の要因

イベントに参加する側のインターネット環境が悪いなど、参加者側の要因でトラブルが起きることも考えられます。また参加者に、画面共有をしてもらったり、ブレイクアウトルームへ移動してもらったりする必要がある場合、操作方法が分からないなどでイベント参加が難しくなってしまうこともあるでしょう。参加者が自ら操作する必要がある場合は、慣れない参加者がいることを想定し、事前またはイベント開始時にレクチャーを行うと良いです。

ハイブリッドイベントで発生しやすいトラブル、課題

ハイブリッドイベントの運営は、オンライン完結のイベントやオフライン完結のイベントと比較して、複雑になります。ここからは、オンラインとオフラインを併用して行うハイブリッドイベントで起こりやすいトラブルについて紹介します。

声トラブル

ハイブリッドイベントの場合、オフライン会場で流れている音声をオンライン上に流したり、オンライン上で流れている音声をオフライン会場にも流したりなど、音声の操作が複雑になります。例えばオフライン参加の講演者に加え、リモートで参加している講演者がいる場合、ハウリングなどのトラブルが起きやすくなります。そういったトラブルを防ぐために、ハイブリッドイベントの場合は、特に事前の接続確認や音声チェックが重要になってきます。

進行面の課題

イベントの進め方においても課題が発生しやすいです。例えば、質問をオンライン・オフラインどちらからも受け付ける場合、それぞれからどのように受け付けて、回答をどう発信するのかといった課題。タイムスケジュール通りに進行させるのも、ハイブリッドイベントの場合は難易度が上がるでしょう。

また、ハイブリッドイベントではリアル会場で参加する参加者の発言が優先になってしまい、オンライン参加者の満足度が下がってしまうこともあります。そういった課題をクリアするには、事前にオンライン参加者の存在が分かりやすいように大きなモニターを用意するなど、細かな打ち合わせや工夫が必要です。

このように、ハイブリッドイベントは特にトラブルや課題が発生しやすいため、専門業者に依頼すべきイベント形態と言えます。

ライブ配信中に起こるトラブルの対策

イベントの満足度にも影響するライブ配信中のトラブル。特にインターネット回線の問題でイベントの配信自体が中断してしまうようなことはできる限り避けたいところ。ここからは、ライブ配信中に起こるトラブルの対策についてご紹介します。

インターネット接続や機材、音声などを事前に確認

トラブルを未然に防ぐには事前にインターネットの接続確認や音声確認をすることが重要です。なるべく本番と同じ環境で機材を組み、故障がないか、安定して配信ができる環境か、足りない機材はないかなどを確認します。

予備の機材、予備の回線を用意しておく

不測の事態への対策として、予備の機材や予備の回線を用意しておくことも大切です。本番でメインで使うインターネット回線に加えて、サブの回線を用意することで、メイン回線が不安定になった場合、サブ回線で配信を継続することができます。

機材の役割を分ける

自前でライブ配信を行う場合には、PC等のスペックが足りず、トラブルにつながることがあります。例えば1台のPCで、Zoomアプリを開き、動画再生、画面共有など複数のことを一度に行うと負荷が高まります。スペックの低いPCの場合、負荷がかかることで配信する映像が粗くなってしまうことがあります。そういった場合は、動画再生専用のPC、画面共有専用のPCなど役割を分けることで、負荷が少なくなり、動画が見やすくなります。この場合、映像や音声を一度受け取る機材を挟む必要があり、専門業者に依頼すると良いケースと言えます。

擬似ライブ配信にする

事前にイベント内容や講演内容を収録し、イベント当日に定刻通り映像を流すという方法を擬似ライブ配信と言います。収録したものであれば動画を流すだけで良いため、トラブルの可能性は減少するでしょう。ただし、講演者と参加者との双方向コミュニケーションができないため、一方通行のイベントになってしまう点には注意が必要です。講演部分だけ事前収録し、質疑応答など双方向のやり取りが発生する場面のみ生出演で配信を行うケースも増えています。

ライブ配信専門業者に依頼する

ライブ配信中には、ある程度想定したもの、想定してなかったもの含めて、あらゆるトラブルの可能性があります。専門業者に依頼をすることで、トラブルへの対策や実際に起こってしまった場合の対処がしやすくなります。

トラブル対策の他にも、配信会場の手配や当日の運営、アーカイブ動画の制作などを依頼することもできます。特にハイブリッドイベントの場合は運営が複雑になるため、経験豊富なスタッフの進行によってトラブルを防ぐことができるでしょう。

より安定した配信環境の準備をしたい、トラブルへの対策をしたい、ハイブリッドイベントを実施したいなど、ライブ配信にはさまざまなニーズがあるでしょう。「失敗できない」「自社スタッフだけでは対応しきれない」という場合などは、ぜひ専門業者に相談をしてみましょう。

失敗できないライブ配信はREIGETSU

以上、ライブ配信中に起こるトラブルとその原因・対策ついてお伝えしました。当社では講演会・就職説明会・株主総会など多様なライブ配信を行っております。全国に拠点があるため、日本全域から配信が可能です。ぜひご相談ください。